水素と描く未来
次世代エネルギーの一つとして注目が集まる水素。
環境にやさしく、持続可能な社会へ大きな貢献が期待されています。
燃料電池
水素と酸素の反応により、電気を継続的に取り出すことができる発電装置。
燃料電池自動車、燃料電池バスなどはその発電した電気によって電動機を駆動させる乗り物。
家庭用燃料電池
ガスから取り出した水素と空気中の酸素を反応させて電気をつくる装置。
また、その際に発生する熱を給湯や床暖房などに利用することができる。
水素エンジン
水素を燃料とする内燃機関。排出される大部分が水蒸気であり、CO2は排出されない。
自動車や飛行機などで利用が期待されている。
水素ステーション
製造・精製された水素を圧縮機で圧縮し、蓄圧器(ボンベ)に高圧で一時貯蔵、燃料電池車や水素エンジン車への水素補給を行う施設。
〜水素に期待される役割〜
エネルギー調達の
多様化への貢献
水素は水から取り出すことができるのはもちろん、石油や天然ガスなどの化石燃料、工業プロセスの副産物、バイオマスなどさまざまな資源から製造することが可能です。
脱炭素化への貢献
水素は酸素と結びつけることで発電したり、
燃焼させる際にCO2を排出しません。
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特徴
漏れやすく、広がりやすく、
検知しづらい水素原子(H)は、地球上で最も軽い原子です。そして、一般的に水素と呼ばれるのは水素原子が2つ結合したガス状の水素分子(H2)であり、非常に小さい為に漏洩しやすく、拡散しやすいといった特徴があります。
さらに、水素ガスは無色、無臭の気体であり、人がその有無を判断することはできません。 -
危険度
コンロのガスよりも
爆発しやすい爆発する濃度範囲が広く、爆発下限界は4.0vol%、爆発上限界は75.6vol%です(詳細はこちら)。
一般的な可燃性ガス(メタン、プロパン、イソブタンなど)と比べ、約4倍の爆発範囲を有しています。これは水素の危険度が非常に大きいことを表しています。 -
存在
どこにでもいて
どこにもいない水素は宇宙で最も豊富にある元素と言われており、宇宙全体の約70%を占めています。また、宇宙で最初にできた原子でもあります。
宇宙で大きな部分を占める水素ですが、水素分子(ガス)としては地球の大気には殆ど存在せず、窒素78%と酸素21%が大気全体の99%を占めています。実は、ほとんどの水素元素は水素ガスではなく、水、化石燃料、有機化合物などの化合物として地球上に存在しています。
究極のエネルギーといわれる水素も一方では燃えたり爆発したりする性質のあるガスです。
フィガロ技研では水素社会での安全な暮らしを支える為、用途に応じた水素センサを用意しています。
品番 | TGS2616-C00 |
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検知原理 | 半導体式 |
対象濃度 | 低~中濃度域 |
特徴 | ・水素に対する高い選択性 |
想定する分野 | 家庭用~産業用 |
期待される用途 | 各分野における燃料電池システム、警報器、検知器などの水素漏洩検知など |
製品情報 | TGS2616-C00 製品案内ページへ
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品番 | TGS2616-C01 |
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検知原理 | 半導体式 |
対象濃度 | 低~中濃度域 |
特徴 | ・アセチレンからの干渉が小さい ・水素に対する最も高い選択性 |
想定する分野 | 産業用 |
期待される用途 | 油入変圧器の油中ガス分析器など |
製品情報 | TGS2616-C01 製品案内ページへ
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品番 | TGS6812
CGM6812
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検知原理 | 接触燃焼式 |
対象濃度 | 高濃度域 |
特徴 | 高精度・長寿命 |
想定する分野 | 家庭用~産業用 |
期待される用途 | 各分野における燃料電池システム、警報器、検知器などの水素漏洩検知など |
製品情報 |