
ガスセンサモジュール
*製品画像はイメージです
特徴
- 低濃度COガスに対応したリニアな出力
- 幅広い入力電圧(2.5~5.5V DC)に対応
- 温度補償回路、自己診断機能を搭載
- COガスで調整済み
- WELL、RESET、LEED、ASHRAE 規格に準拠予定
応用例
- 室内空気質モニター
- 自動換気装置
- 低濃度のCOモニター
- ヘルスケア/ウェルネス機器
低濃度COの危険性

CO(一酸化炭素)ガスは、無色・無臭・無刺激の気体であるため、その発生に気付かないことが多く、危険の察知が非常に難しい有毒ガスです。
私たちの血液中のヘモグロビンと結合し、酸素の供給を阻害するため、頭痛、吐き気、めまいなどの中毒症状を引き起こします。さらに重症化すると、意識障害や痙攣(けいれん)が起こり、昏睡状態に陥ります。最終的には心肺機能が停止して死に至る非常に危険なガスです。
POINT
わずか数ppmの濃度であっても、長期間の暴露によって、先に図で示したような「健康への悪影響」の可能性があります。
低濃度COはどこから?
自動車の排気ガスが主な発生源と言われています。
屋外では、自動車の排気ガスや工場などからの排出が影響しますが、通常は数ppm~10ppm程度の低い濃度で推移します。
これに対して室内では、暖房器具やガス器具などの不完全燃焼によって高濃度になる可能性もあります。



低濃度COの管理基準
世界保健機関(WHO)の室内空気質に関するガイドラインによると、低濃度の一酸化炭素(CO)への長期曝露は、人体の健康に非常に広範な影響を及ぼすとされています。 これらの影響には、身体症状、感覚運動機能の変化、認知記憶障害、情緒・精神機能の変化、心臓発作、低出生体重などが含まれます。
このような人体の健康影響に関する「WHOのガイドライン」に準拠する形で、「建築物環境衛生法、ASHRAE、WELL、RESET、LEEDなど」、地域ごとに異なる建築・環境評価基準が制定されています。
これらの管理基準を満たしていることを確認するためには、低濃度のCOガスを精度よく測定できるガスセンサを搭載した製品が必要となります。
フィガロ技研では、室内環境中に存在する低濃度の一酸化炭素(CO)を高感度に検知可能なガスセンサモジュール(CMM5141)を開発中です。
CMM5141は出荷前にCOガスで校正済みなので、すぐにご使用いただけます。
また、温度補償回路と自己診断機能も搭載しているため、長期間に渡って安心してご使用いただけます。

CMM5141の主な仕様(暫定)
低濃度CO検知用ガスセンサモジュールCMM5141の主な仕様は下表となります。

| 型式番号 | CMM5141 | |
|---|---|---|
| ガスセンサ | 電気化学式センサ | |
| 測定範囲 | 一酸化炭素 0~23ppm | |
| 消費電流 | 5mA 以下 | |
| 入力電圧 | VIN | 2.5~5.5V DC |
| 信号出力 | VCONC. | 0~2.3V DC |
| 正常動作時 | Vconc.=CO 濃度(ppm) /10 | |
| VCONC (CO 10ppm 中) |
約1.0V | |
| 使用温度範囲 | 0℃~+50℃ | |
| 使用湿度範囲 | 10~95%RH(結露なきこと) | |
| 保管条件 | -10˚C~+50˚C/10~95%RH(結露なきこと) | |
| 寸法 | 約33x32x13mm *TBD | |
* 製品の画像はイメージです、寸法は僅かに変更となる予定です。
特長1
低濃度COガスに対応したリニアな出力
幅広い入力電圧(2.5~5.5V DC)に対応した電気化学式の低濃度CO検知用センサモジュールです。
COガスに対応した直線的な出力が得られるため、各地域の建築物管理基準や規格に準拠可能です。
特長2
温度補償回路、自己診断機能
小型・長寿命で、信頼性の高いCO検知用ガスセンサ(TGS5141)を搭載したモジュールです。
温度補償回路、自己診断機能を内蔵し、工場出荷前にCOガスで調整済みであるため、ご購入後すぐに使用可能です。
* 製品の画像はイメージです
詳細については、までメールでお問い合わせください。
低濃度COガスの管理が望まれる空間
様々な建築物や空間における空気質環境の制御、濃度モニターなどへの利用が期待されています。
フィガロ技研について

フィガロ技研は1969年に設立された、ガスセンサの製品出荷数で世界トップレベルを誇る日本のガスセンサメーカーです。
アメリカと中国に販売拠点を設置し、ヨーロッパやアジアの市場には現地代理店を置いて販売網を構築。自動化ラインにより、大量受注やすばやい納品にもお応えいたします。
詳細については、
までメールでお問い合わせください。




