TGS5141は電気化学式 CO ( 一酸化炭素 )センサにおいて豊富な実績を持つフィガロ技研が開発した、最新の超小型COセンサ。直径 15mm、高さ 7mm* の小型・薄型センサがこれからの製品開発ニーズにお応えします。 * センサ実装後の基板からの高さ
新たに開発した独自の電解質採用により、従来製品 (TGS5042) にある水溜めを無くし、実装後のセンサの占める体積が約1/10 (従来比)という大幅な小型化を実現しました。家庭用CO警報器の小型化はもちろん、携帯式CO検知器や火災検知器など、組込スペースが限られた機器へも用途が大きく広がりました。
近年、煙センサとCOセンサを搭載した複合型警報器や火災報知器のニーズが高まりつつあります。そのため、煙センサと同等の寿命である10年寿命のセンサを開発しました。
TGS5141は、10年の寿命を担保するのに十分な触媒能力を持っています。また、水溜めが無いため、水枯れによる寿命劣化もありません。
10年寿命の小型COセンサにより、より安心・安全が身近になります。
センサの小型化・薄型化により、持ち運びできたり、スタイリッシュなCO警報器や火災報知器の製品化が可能になりました。
センサの小型化・薄型化により、無線機能、音声機能、カメラ、空気質センサ、二酸化炭素センサやナイトライトといった他のテクノロジーとの組み合わせが視野に。新たな安全管理の可能性も見えてきました。
センサ個々の感度を示すバーコードを設置しているので、読み取るだけでガスによるキャリブレーション工程を省くことが可能です。さらに、フロー方式によるハンダ付けが可能なので、生産コストを大幅に抑えることができます。
*1 ハンダ条件によってはご使用出来ない可能性があります。ご使用前に実使用条件にてセンサ特性に影響を与えない事をご確認ください。
センサはすべて日本国内製。製品は全数COガスで検査を行い、安心の品質を保っています。自動化ラインにより、大量受注やすばやい納品にもお応えいたします。
*2 TGS5141は、UL2034の部品認証を取得しており、UL2034 を取得する際に、1年間の長期試験が免除されます。
*3 EN50291への適合には、バーコードキャリブレーションではなく、ガスによるキャリブレーションが必要となります。
従来のCOセンサは、欧州規格の要求する性能は満たしてはいるものの、火災報知器が実際に設置される環境を考慮すると、環境によっては使用できない場合があり使用できる場所が制限されていました。
TGS5141は湿度変化の影響を受けにくい固体電解質を使用することで、従来の硫酸を用いた電気化学式COセンサや水溜めを使用したCOセンサに比べ、急激かつ大幅な温湿度変化への耐久性が大幅にアップ。
COセンサを搭載した高性能火災報知機の普及の可能性が広がりました。
(祝日および当社休日を除く)