半導体式ガスセンサは、接触燃焼式ガスセンサや電気化学式ガスセンサでは計測することができない、ppbオーダーの低濃度ガスを検知することができます。これは悪臭やVOCなどの検知に欠かせない性能です。フィガロ技研では半導体式ガスセンサ自体の製造に加え、より低濃度のガス検知という分野にも挑んでおり、半導体式ガスセンサにガス濃縮技術とガスクロ技術を融合させたガスクロマトグラフを完成させました。小型軽量化されたこの機器は、今まで困難だった現場での計測にも役立っています。
半導体式ガスセンサ/ガスセンサのリーディングカンパニーフィガロ技研
半導体式ガスセンサは、接触燃焼式ガスセンサや電気化学式ガスセンサでは計測することができない、ppbオーダーの低濃度ガスを検知することができます。これは悪臭やVOCなどの検知に欠かせない性能です。フィガロ技研では半導体式ガスセンサ自体の製造に加え、より低濃度のガス検知という分野にも挑んでおり、半導体式ガスセンサにガス濃縮技術とガスクロ技術を融合させたガスクロマトグラフを完成させました。小型軽量化されたこの機器は、今まで困難だった現場での計測にも役立っています。
半導体式ガスセンサは、かなり低濃度のガスを検知することが可能ですが、より低濃度のガスを計測したいというニーズから、ガスクロマトグラフの生産に着手。吸入したガスをさらに濃縮化する技術を開発することによって、ppbという単位までの計測が可能になりました。このガスクロは小型で持ち運べるため、住宅内のVOC検知や工場内の環境汚染度の計測など、現場での計測が可能で高い評価を獲得しています。
半導体式ガスセンサのメリットとされるのが、コストと量産化です。フィガロ技研では、その点に着目し量産化技術の開発に力を注いできました。それが厚膜印刷の技術を応用した生産法で、セラミックベースの上にセンサ素子成分を塗布してから焼成を繰り返し、それを分割することによりチップを量産化するという製造方法を確立しています。この製造方法では、一度に多くのセンサチップを安定的に量産できること、手作業のように品質にバラつきがないこと、生産コストを低く抑えること、など多くのメリットを生んでいます。
半導体式ガスセンサは、ガス漏れ警報器や一酸化炭素の検知といった一般的な使い方からガスクロマトグラフなどの高精度検知機、アルコール検知器まで幅広い用途と対応力で、活用の場を広げてきました。これからもこの動きは続くと思われ、口臭や体臭などの臭いを検出して健康維持に役立てたり、医療の分野でも病気の早期発見や特定の疾病を感知するといった技術開発が急がれており、その可能性は拡大の一途をたどっています。