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ガスに関する基礎知識

一酸化炭素

一酸化炭素(英語名:carbon monoxide、COと略される)は無色無臭のガスです。炭素やそれを含む有機物が燃焼すると通常はCO2(二酸化炭素)が発生します。しかし、酸素不足によって不完全燃焼してしまうと、COが発生するようになります。

■ COの毒性

COはヘモグロビンに対して強い結合力を持ちます(酸素の250倍)。ヘモグロビンは、血液の中に含まれており、吸込んだ酸素を人体の各細胞へ運搬する役割を持っています。しかし、COを吸込むと血液の酸素運搬能力が下がり、中毒症状を引き起こすようになります。その症状は頭痛や吐き気などから、最悪の場合、死に至る場合もあります。

■ COヘモグロビン濃度

COを吸引すると、血液中のヘモグロビンと結合してCOヘモグロビン(COHb)を形成し、CO中毒症状を引き起こします。中毒症状は吸引したCO濃度と吸引時間に起因します。
この表は、COヘモグロビン濃度と臨床症状との関連を示しています。CO警報器は、この中毒症状に至る前に警報・換気を行えるように設計することが肝要です。

COヘモグロビン濃度で見る人体への影響
COHb濃度(%) CO中毒症状
>70% 死亡
50%~70% 昏睡、脳の損傷、けいれん、死亡
40%~50% 意識障害、失神、昏睡、死亡のおそれ
35%~40% 嘔吐、判断力低下
30% めまい
25% 頭痛、吐き気
20% 頭痛
15% 軽い頭痛
10% なし
5% なし

参照: UL2034_4th edition, Standard for Single and Multiple Station Carbon Monoxide Alarms, March 2017, pp. 50; Inkster S.E. Health hazard assessment of CO poisoning associated with emissions from a portable, 5.5 Kilowatt, gasoline-powered generator. Washington, D.C.: U.S. Consumer Product Safety Commission. 2004